令和元年 下谷神社祭礼から三社祭
令和元年
いよいよ、台東区の祭が始まりました。
まずは、下谷神社から
下谷神社は奈良時代に創建された、都内で最も古いお稲荷さまです。
今年は影ですが、天皇陛下御即位を奉祝して各町の連合神輿渡御が行われました!
各朝会神輿が下谷神社まで集まって、順番で宮入しました。
因みに影というのは、本社神輿の渡御を行う「本祭り」に対して、町会神輿の渡御だけの「陰祭り」のことで、一年おきに行われています。
分かりやすく言うと、毎年、各町会エリアで町会神輿を担いでいるんですが、一年おきに、本社神輿という、神社の神輿を各町会でリレーしていくというわけです。
こうやって、神輿が並ぶと壮観です。
こうやって始まった台東区の祭り
いよいよ、来週は三社祭です。
江戸三大祭りは「神田祭」「山王祭」「深川八幡祭」と言われていて
残念ながら、三社祭は入ってないようですが
(一説によると徳川江戸幕府の存在が大きい(三大祭りは幕府の関与が大きかった)
らしいです)
でも三社祭りも負けていません。
平成30年は195万人の人出を記録したそうです。
浅草の人間としては、当然地元贔屓しますが
今年は5月16日の木曜の神霊入れから
17日金曜日の大行列、18日土土曜日の氏子各町神輿連合渡御
そして19日日曜日の宮出し、本社神輿各町渡御、宮入りという流れで進んでいきます。
三社祭とは浅草神社のお祭りです。
ではなぜ、三社祭というのかというと
檜前浜成命(ひのくまのはまなりのみこと)
土師真中知命(はじのまつちのみこと)
檜前竹成命(ひのくまのたけなりのみこと)
の御三方を御祭神として祀っていることにちなみます。
縁起を詳しく知りたい方は浅草神社HPをどうぞ
https://www.asakusajinja.jp/asakusajinja/about/
また、縁起に因んで浅草神社の神紋は「三網」です。
この写真は浅草神社の御朱印帳です。
ついでに、今年の元旦の御朱印も(当然ですが、まだ平成です)
改元の時はすごい人でした
浅草神社もいろいろあったようで、三社の時の特別御朱印は見送られるようです。
スタンプ帳じゃないんですからねぇ。
三網に話を戻すと、隅田川で観音像を網で引き揚げた檜前浜成・竹成の兄弟。
右がお兄さん、左が弟さん。右のほうがちょっと高いです。
真ん中が、そのことを相談に行った、当時郷土の文化人であった土師真中知。
ということだそうです。
さて、さらに話を祭りに戻すと
浅草神社の本社神輿は「一之宮」「二之宮」「三之宮」の3基あります。
三方面に分かれて渡御していくんですが、順番で宮が変わります。
祭礼の際は、一之宮には土師真中知命、二之宮には桧前浜成命、三之宮には桧前竹成命の御神霊を移し、日曜に三方面にわかれ町中を渡御し日没後に神社境内へ戻り「宮入り」となります。
今年の渡御は下のようになります
出典:浅草神社HP https://www.asakusajinja.jp/sanjamatsuri/junro/
朱引きにあるように町会の担ぐ場所と時間が決まっていて
前の町会から渡御されるのを待っていると
だんだん気分が高まってきます。
なぜか一之宮の時が一番混むんですよね
日曜がやはりメインなんですが
土曜日は土曜日の良さがあります。
浅草神社の氏子四十四ヶ町が各町会で担ぐんですが
各町会神輿が一度、浅草寺の裏に一堂に会し、順番に浅草神社をとおり、各町会に戻る
連合渡御というものがあります。
これは観客として神社の前に陣取っていると、各町会の神輿が見れるという
大変見どころのあるところなんですが、当然大混雑。
場所取りはきっと大変です。
そして、中心を抜けて、町会に戻ってくるとひと段落
町会の中で担ぐことになります。
日が暮れてからの宵宮が綺麗なんです。
これがあるから、個人的には土曜の方が好きなんです。
こんな三社祭ももうすぐ。
皆さんも見に来られてはいかがですか?
特に日曜は浅草周辺はどこも混雑してるので、移動に時間がかかります。
時間には余裕をもってお越しください。
最後におまけ
スカイツリー建設中の本社一之宮待ち